日本が世界に誇る、高さ634メートルの電波塔。
その建設には、最先端の技術だけでなく、多くの職人さんたちの知恵と経験が込められていました。
鳶職人・多湖弘明氏が語る「鳶という生き方」
東京スカイツリーの建設に携わった現役足場職人・多湖弘明氏。職人歴22年、
国家資格も持つ彼が語るのは「技術だけでは一流になれない」という鳶の世界です。
高校卒業後、事故で入院生活を経験し、自分を見つめ直したことが鳶の道への第一歩となりました。「己を知ることが、世界を知ることにつながる」。
そんな気づきを胸に、現場での経験を重ね、ついに東京スカイツリー建設という大舞台へ。
命を預かる高所作業では、仲間との信頼関係、そして「人間力」が何よりも重要だと語ります。
鉄骨建方の現場での極限の集中力、風速10〜20mの中での手作業…。
現代の高層建築も、その多くが職人たちの手によって支えられている現実があります。どれだけ機械が進化しても、最終的には「人」。
だからこそ、安全管理への意識と覚悟が足場職人にとって命綱なのです。
「現場での事故は設備ではなく、意識の差で起きる」と話す多湖氏。
仲間の死やケガを見てきた経験から、“ただ働くだけ”ではなく、
「目的を持ち、責任ある生き方」が必要だと語ります。
多湖氏の夢は、鳶という仕事がもっと社会に認知され、家族や自分たちが誇れる職業となること。
「足場職人一人ひとりが人間力を高めていくことで、仕事の価値を高め、社会にも貢献できるはずです」
スルガ銀行のコラムを少し短めに編集して載せてみました。
弊社社長も同じように、この業界が社会により認知され、価値高めて行くことの大切さと必要さを感じております。
プロフェッショナルな仕事にプライドをもち 責任感と意識を高く持って
1人1人が行動するときっと良い未来が待っているような気がします。